弁理士1人事務所で不測の事態が生じたときの対応策とは

いわゆる「弁理士1人事務所」とは、
弁理士1人で経営している特許事務所のことです。

弁理士以外の
士業(弁護士、税理士等々)でも、

1人で事務所を経営している方も
多いかと思います。

弁理士の場合、
約70%の事務所が、

「弁理士1人事務所」です。
(2020年12月31日時点)

「弁理士1人事務所」には、

複数名で経営する特許事務所には
無いリスクがあります。

弁理士や特許事務が
不測の事態に陥った場合などです。

「弁理士1人事務所」の多くは、
特許事務の数が2人以下だそうです。

一般に、手続期限等の管理は
特許事務が担当していることが多く、

特許事務が、突然
事故、病気、退職等々で不在になった場合、

他者が対応できる体制を整えておかないと、
期限の徒過等々の問題が生じます。

特許事務所で起きる事故の55%が
「期限管理に関する事故」だそうです。

特許事務所で起きる事故

また、弁理士が、突然、
事故、病気等々で
弁理士業務が継続不能になった場合も問題です。

数年前に、
「弁理士1人事務所」の知り合いの弁理士先生が
急死されたことがあります。

その先生と同じお客様の
仕事をしていたため、

お客様から、
いろいろと問い合わせがありました。

お客様もお困りの様子でしたが、

「弁理士1人事務所」の場合、

・弁理士仲間での連携を進めておく、

・弁理士1人事務所同士で連携を進めておく、

・お客様と事前に取り決めをしておく、

等々の対応策が推奨されています。


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