屋号(事務所名称)

※本記事は、2012年6月23日にアメブロで
公開した記事を編集したものです。

独立開業する場合、事務所の屋号(商号)を
いろいろ悩んで決めることも一つの楽しみではないでしょうか?

特許事務所の場合、自分の名前を屋号に入れて、
「〇〇(名前)+特許事務所」とするケースが多いですが、

最近は名前を入れない事務所も多くなりました。

弊所の屋号は「彩都総合特許事務所」ですが、
「彩都」は、「彩の国(埼玉県)」の「彩」と
「都(みやこ)」を 組み合わせた造語です。

事務所名は経営者二人で別々に考えたのですが、
一致した屋号が「彩都」でした。

そういえば、造語の「ナディア」という提案もありましたが、
語源が良く分からないので、軽く一蹴しておきましたw

あのとき、私が受け入れていれば、
「ナディア国際特許事務所」
になっていたかもしれません。

それと、彩都国際特許事務所
さいとこくさいとっきょじむしょ)にすると、
「さいと」の発音が2回でてきて言いにくいので、

「国際」ではなく「総合」になった経緯があります。

弊所はそんな感じですが、
屋号にはいくつかのポイントがあるそうです。

・信頼感を持ってもらえる
・業務内容が伝わりやすい
・他と区別できること
・覚えてもらいやすい

この4つの条件を満たしていることが目安のようですが、
弊所の屋号はどうでしょうか?


という記事を書いてから、約5年。

屋号(特許事務所名)は変わっていませんが、

昨年設立した株式会社の名称は、
(株式会社)サイトIPにしました。

サイトは、「彩都」から取ったもので、
IPは、Intellectual Property( 知的財産)を意味します。

事務所名や会社名には、ほぼ興味が無いので、
安易な考えで、数分で名付けました。

上記の4つの条件は忘れてました・・・

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個人事業主の生存率

中小企業庁の集計によると、
約4割の個人事業主が、開業1年で廃業し、

以降、
 開業3年で6割、
 開業6年で8割、
 開業10年で9割
が廃業するそうです。

詳しくデータを見てみると、

開業1~5年目の生存率は
62.3%
 → 47.3%
 → 37.6%
 → 30.5%
 → 25.6%
と変化しているので、

「独立開業後の5年間を
 何とか乗り切ること」
が一つのポイントになりそうです。

なお、
法人の生存率も
同じような傾向がありますが、

個人事業主は、

「法人よりも生存率が低く、
かつ、安定に要する期間も長い」

という傾向があるそうです。

弁理士に特化したデータは
無いのですが、

弁理士の場合、専権業務があるので、

自由競争に晒されている
個人事業主(飲食業など)に比べて、

もう少し、
生存率は高いかなと思っています。

私は、幸運なことに、
今月、開業9年目を
迎えることができたのですが、

データを見ると、
開業9年目の生存率は13.4%です。

何とか13.4%の
生き残り組に入ることができました(^^

10年目の生存率は
11.6%とのことですので、

来年も11.6%の
生き残り組に入れるように頑張ります。


という記事を書いてから、約3年。

あと1カ月弱で、独立開業12年目に突入します。

今も、何とか生き残り組に入っています(^^

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特許事務所に勤務している弁理士が独立開業する場合のタイミング

独立開業された
弁理士先生にお聞きすると

独立開業の理由は様々です。

続きを読む 特許事務所に勤務している弁理士が独立開業する場合のタイミング

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弁理士は資格の取得が先なのか実務の習得が先なのか?

※本記事は、2011年5月25日にアメブロで
公開した記事を編集したものです。

弁理士資格の取得が先か?実務経験が先か?

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いろいろ考え方はありますが、
私は「実務経験が先」の方が良いのではないかと思います。

自分の時間を犠牲にして難関資格を取得しても、
結局、実務をやってみたら、向いていなかった、

もしくは、できなかった、という話を良く聞きますし、
私の身近にもそういう方がいました。

これではせっかくの資格がもったいないですね。

それと、一昔前は弁理士資格があれば
それだけで就職できた時代もありましたが、

今では資格取得者の数が増えてきたこともあり、
未経験者の就職はかなり難しくなっている
という状況もあります。

弁理士資格が就職や転職に有利になる時代は
終わろうとしています。

公認会計士は多くの合格者が
就職できずに困っているらしいですが、

弁理士も近い将来そうなるかもしれません。

弊所のような小さな特許事務所では、やはり、
資格を持っている未経験者よりも、
資格を持っていない経験者を優遇します。

指導をしている余力がないですし。。。

それと、実務経験が無い場合、
先輩から実務指導を受ける場合がほとんどだと思いますが、

資格を取得していると、
指導する側からはそれなりの目で見られますし、
少しハードルが高くなってしまう気がします。

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私は、まったくの未経験で特許業界に入り、
実務経験を2~3年ほど積んでから
資格を取得しましたが、

今振り返って考えてみると、
キャリアの積み方としては、
一番恵まれていたのかな~と思います。

未経験で雇って頂いた特許事務所と、
ご指導頂いた弁理士先生に感謝するばかりです。


という記事を書いてから、約6年。

今も考えに変化はありませんが、

想像以上に、弁理士試験の若手(20代、30代)の
合格者数が減少しているため、

将来の弁理士不足が心配です。

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