弁理士が勤務先を止めて独立開業する時にやってはいけないこと

顧客無し、コネ無しで独立開業する
弁理士先生も多いと聞いています。

私は、そこまでの勇気が無いので、

弁理士資格を取得する前から営業活動をし、
万全の態勢で独立開業をしました。

自分でお客様を開拓し、

今も、ご紹介を除き、
自分で見つけたお客様とだけ
お付き合いをしています。

元の勤務先のお客様から
代理をお願いされた経験もありますが、
その際は丁重にお断りしました。

顧客を奪った奪っていない等々で
お世話になった弁理士先生との関係が
悪くなるのは嫌ですし、

自分の力で顧客開拓をするのが
最低限の礼儀だと思います。

先日公表された弁理士の
処分内容には驚きました。

>> 3.処分の理由の概要

>> 当該関係会員は、処分請求人が経営する特許事務所に
>> 勤務していた勤務弁理士であったところ、

>> 独立開業の準備をしており、
>> 独立開業した際に使用する目的で、

>> 処分請求人の管理下にあった受任台帳、
>> 挨拶状送付先リスト、及び関係会員担当の出願データを

>> コピー又は電子データ(この電子データには、
>> 顧客からの未公開の技術情報も含まれていた。)
>> として持ち出した

「恩を仇で返す」とは、
まさにこういうことですね。
 
独立開業される前に、

弁理士試験の受験科目の不正競争防止法を
改めて勉強された方が
宜しいのではないでしょうか。




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