2021年の特許出願等の件数は2020年よりも減少する可能性が高い

特許庁HPに掲載されている統計速報によると、
昨年2020年1月~10月の特許出願の件数は、

前年比5.9減。

意匠と商標は、
いずれも前年比3.2%減。


<特許庁HPより引用>

ちなみに、
2008年9月のリーマンショック後
の2009年も、

特許出願の件数が大きく減少しました。


<特許庁HPより引用>

昨年2020年の世界経済の成長率は、
推定マイナス4.3%

リーマンショック後の2019年の
1.7%減を大きく上回ります。

『コロナは、
 リーマンショックよりも影響が大きい』
という声も多いので、

今年2021年は、
特許等の出願件数が減少する可能性が高く、

回復には時間がかかりそうです。

今年2021年の
特許庁長官「年頭所感」を見ると、
より現実味が増します。

==「年頭所感」抜粋================
緊急事態宣言が出された昨年4, 5月には、
特許・意匠登録・商標登録出願件数は、対前年比で大きく減少しました。

昨年後半には、意匠登録・商標登録出願件数は前年並に回復したものの、
特許出願は前年比減少が続いています。

出願人の皆様に対するインタビューでは、
半数弱の方が出願数を減少させる見込みと伺っています

============================

『マジやばくね』

※「やばくね」とは、「危険」「悪いことが起こりそう」
  といった意味を持つ「やばい」の疑問形である。 

「飲食業や宿泊業は大変ですね~」
と、他業種の心配をしている場合ではありませんね。

これといった対応策は
見当たりませんが、

時代を先読みして
何らかのリスクヘッジが必要だと思われます。

近い将来、
コロナでバラまいた各種給付金等々の
つけ(増税)も待っていますしね。


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