先日、地元の中小企業の役員を含む複数人で
飲む機会がありました。
私は、その中小企業で、
知財研修の講師を務めさせて頂いているのですが、
役員から、次のような話がありました。
「競合会社から、自社製品について
特許権侵害の指摘があったのですが、
対象特許の特許公報の【代理人】欄に
○○(私の名前)と書いてあり、びっくりしました」
「世の中は狭いな~」と思ったと同時に、
「あやうく利益相反行為をするところだった(^^;」
と、ヒヤッとしました。
「利益相反行為」とは、
「同一の弁理士が異なる依頼者の間に
利益相反を生じさせる行為」 を言うのですが、
仮に、私が対象特許の無効審判の代理人になった場合、
私が代理した特許を、私が潰すことになってしまいます。
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ただ、仮に無効審判の依頼があったとしても、
普通は、自分が関与した特許かどうかは気付きます。
でも、たま~に、利益相反行為に気付かずに
懲戒処分を受ける弁理士もいますので、要注意です。
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「世の中は狭いと思った出来事」への4件のフィードバック
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