9月で無事に開業9年目を迎えます。
少し振り返ってみると、
<1年目~3年目>
事務所の経営を軌道に乗せるために、
とにかく、がむしゃらに働きました。
勤務弁理士時代には経験したことが無かった
大型の知財コンサルをたくさん経験し、仕事の幅が広がりました。
事務所の経営が最優先だったので、
自分の事を考える余裕はまったくありませんでした。
<4年目~6年目>
相変わらず忙しかったですが、
所員が10名を超えて役割分担ができるようになり、
少し自分の事を考える余裕が生まれました。
結果、共同経営の難しさを痛感することになりました。
でも、仕事は順調でしたので、
仕事に没頭することで、方向性の違いは棚上げすることにしました。
<7年目~8年目>
方向性の違いは埋まらないことが分かったので、
新たなルール作りを提案しました。
結果、仕事に対するモチベーションはUPし、
弁理士になってから最高の成果が出せました。
激務でしたが、私にとっては最高の2年間でした。
<9年目>
いろいろ考えていることはありますが、
さて、どうなるでしょうか?
今日、無事に開業8年目を迎えました。
正確に言うと、共同経営に途中から参画したので、
個人事業主になってから8年、事務所としては開業9年半です。
結婚記念日も忘れるくらいなので、
実は、開業日にもあまり興味がないのですが、
私の結婚指輪の裏側には、
しっかりと「2005年9月1日」の日付が刻んであります。
なぜか?
それは、開業直前に結婚指輪を紛失して買い換えたのですが(汗)、
「開業日でも刻んどこうか?」という話になったためです。
ということで、開業日だけは忘れないシステムになっております。
そんな記念すべき開業日ですが、
悲しいことに、事務所で1人さびしく仕事をしています。
2005年の9月に現在の会社/事務所に
共同経営者として参画してから、ちょうど4年が経ち、
5年目を迎えました。
私にとっては、毎年9月が1年間の区切りの月で、
過去1年間の反省をするとともに、
会社に残るかどうかを見直す時期になっています。
ここ1年は、反省点もたくさんありますが、
「やっと会社/事務所らしくなってきたかな~」
という印象が強いです。
社員を増やしたこともあり、業務グループが複数できて、
やっと組織らしく動けるようになりました。
あとは、
経営者以外にリーダーシップを発揮してくれる人が
現れると会社も成長すると思いますし、
経営者も楽になると思います。
この点は、今年の社員研修を担当していただいた
講師の先生からも指摘されました。
会社の今後の課題ですね。
あと、毎年この時期に悩むこと、
それは、
自分の思い描くキャリアプランと、
会社の方向性や会社でのポディションが
一致しているかどうかです。
共同経営だと、完全一致は難しいのですが、
それをどこまで許容できるかですね。
許容できている間は
会社に残っていると思いますし、
許容できる範囲を超えたときが
潮時かと思います。
来年いなくなったりして。
Ya○oo!によれば、
稼げる資格の平均年収ランキングは、
第一位 弁護士 851万円
第二位 税理士 831万円
第三位 弁理士 800万円
第四位 不動産鑑定士 527万円
第五位 司法書士 500万円
だそうです。
司法書士さんの平均年収は
もっと高いようなイメージがありますが?
弁理士の平均年収は800万円とのことですが、
勤務形態(特許事務所経営or勤務or会社の知財部)、
特許事務所の規模(1人事務所or数百人の事務所)、
業務経験年数、売上成績などで、かなり違いますよね。
私が知っている範囲では、
300万円~6000万円ぐらいの幅があります。
ただ、はっきり言えることは、
資格をうまく活かせる人は成果をあげることができますが、
そうでない人は、たとえ資格があっても成果をあげるのは
難しいということです。
当り前のことなんですけど、
資格に対して過度な期待を抱いている人も多いので。
老婆心ながら
彩都総合特許事務所 川越オフィス 所長弁理士のブログ