ノーベル化学賞を受賞された吉野さん曰く、
「特許文献」は非常に読みにくく、それが、
産業界からノーベル賞が生まれにくい要因の一つ
になっている、とのこと。
大学と産業界で同じ研究をした場合であっても、
研究の成果の発表方法が異なっており、
大学は「論文」、産業界は「特許出願」として
成果を発表するのが一般的だそうです。
第三者にとっては、
特許文献よりも論文の方が読みやすく、
研究の成果をアピールしやすい面があるようです。
日々、特許文献を作成している
弁理士の一人としては、
勉強になりましたし、
理解しやすい文章を書くよう、更なる努力が必要。
と感じた次第です。
もちろん、論文と特許では、
最終的な目標が異なるので、
成果の表現方法に違いが出るのは仕方ない部分もあります。
が、それを差し引いても、
読みやすさの点から、改善できる点は多々あるのかな、
と思います。
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