特許明細書等の書類を作成しているときに、
ときどき、頭をよぎる言葉があります。
それは、今は亡き恩師から頂いた助言で、
「勇気をもって短い文章を書きましょう」
というお言葉です。
特許業界に転職して間もない頃、
業務未経験の私は、恩師の弁理士先生から
いろいろとご指導を頂いていました。
先生は、私が書いた特許明細書を
添削して下さるだけではなく、
いつも、手書きのメモを渡して下さいました。
当時は、特許明細書の独特の文章に慣れずに、
文章が無駄に長文になってしまうことが多々ありました。
そんな時に、
「特許明細書を読む人(出願人、審査官、第三者)が
理解しやすい文章を書きなさい」という意味で、
下さったお言葉でした。
当時は、弁理士試験の受験生でもあったため、
「二次試験(論文試験)も同じで、
論文を読む人(試験の採点者)が
理解しやすい文章を書きなさい」
ともアドバイスして下さいました。
今でも、
直筆のメモを大切に保存しているのですが、
自分が書いた文章を見直す際の
指針の一つになっています。
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