昨日は、弁護士会館(霞が関)まで、
弁護士と弁理士の合同研修に行ってきました。
AI、ビッグデータ等の第四次産業革命や、
オープン・クローズ戦略等に関連する弁理士・弁護士の業務を
2時間、たっぷり勉強させて頂きました。
研修の中で
特許出願件数に関する話もあったのですが、
ここ数年、日本における特許出願件数は、
横ばい状態です。

※特許庁HPより引用
特許出願の方針が、
「量より質」に移行していることに加えて、
オープン・クローズ戦略により、
秘匿化(営業秘密で保護)が進んでいることが、
主な理由かと思います。
AIをどう保護するか?
という論点もあったのですが、
AIのアルゴリズム自体はブラックボックスのため、
特許出願をする意義は少ないと感じています。
一方で、AIを応用した機器やシステムは
すでにたくさんの特許出願がされているように、
特許出願件数の増加に
少しは貢献するかなと思っています。
http://sightip.jp/patent/ai%e7%89%b9%e8%a8%b1/
そういえば、
「弁理士業務がAIに奪われる」
という例の話もありました。
専門性が不要な定常業務は
AIに置き換わっていくと思いますが、
その分、専門性が必要な弁理士業務に
時間を割くことができます。
ですので、個人的には、
「危機感を持ちつつ、
新しい業務のやり方に順応していけば良いだけ」
と感じています。