アメ○ロで書いた記事(2008年8月~2016年5月)で
人気ランキング第2位になった記事は、
「弁理士キャリアパス」でした。転載しておきます。
弁理士の典型的なキャリアパスは
「特許事務所系」と「企業知財部系」
の2種類に大別できると思います。
■「特許事務所系」の典型例
理系の大学を卒業(技術を勉強)
↓
企業で研究開発などに従事(技術を経験)
↓
特許事務所に転職
(20代後半~30代前半)
(年収:300万円~600万円ぐらい)
↓
弁理士試験に合格して勤務弁理士に
(30代半ば~40代半ば)
(年収:300万円~1500万円ぐらい(←能力による))
↓ ↓
独立開業、共同経営 (勤務弁理士として活躍)
(30代半ば~40代後半)
(年収:1000万円~1億円ぐらい)
※弁理士資格手当がある事務所もあるが、
資格の有無と年収は無関係であることが多い
■「企業知財部系」の典型例
理系の大学を卒業(技術を勉強)
↓
企業で研究開発などに従事(技術を経験)
↓
知財部に配属(または転職)
(20代前半~20代後半)
(年収:300万円~500万円ぐらい)
↓
主任クラス
(20代後半~30代半ば)
(年収:400万円~700万円ぐらい)
↓
係長・課長クラス
(30代半ば~40代後半)
(年収:600万円~1200万円ぐらい)
↓
部長・役員クラス
(40代後半~50代)
(年収:1200万円~1800万円ぐらい)
※「企業知財部系」の場合、弁理士資格の有無は
キャリアに無関係であることがほとんど
どちらのキャリアパスを選ぶにしても、
弁理士資格の有無がキャリア形成に
及ぼす影響はそれほどでもありません。
弁理士資格を持っていなくても
特許業界で活躍されている方は
たくさんいらっしゃいますので。
重要なのは、弁理士資格の勉強あるいは
それ以外の方法で習得した知識をフルに生かして
高い専門性を発揮することです。
これができれば、資格の有無にかかわらず、
どこにいっても通用しますし、引く手あまたです。
特許業界に限った話ではありませんが。
ちなみに、私は「特許事務所系」です。