弁理士の典型的なキャリアパスは
「特許事務所系」
と
「企業知財部系」
の2種類に大別できると思います。
■「特許事務所系」の典型例
理系の大学を卒業(技術を勉強)
↓
企業で研究開発などに従事(技術を経験)
↓
特許事務所に転職
(20代後半~30代前半)
(年収:300万円~600万円ぐらい)
↓
弁理士試験に合格して勤務弁理士に
(30代半ば~40代半ば)
(年収:300万円~1500万円ぐらい(←能力による))
↓ ↓
↓ (勤務弁理士として活躍)
↓
独立開業、共同経営
(30代半ば~40代後半)
(年収:1000万円~5000万円ぐらい(←事務所規模等による))
※弁理士資格手当がある事務所もあるが、
資格の有無と年収は
無関係であることが多い
■「企業知財部系」の典型例
理系の大学を卒業(技術を勉強)
↓
企業で研究開発などに従事(技術を経験)
↓
知財部に配属(または転職)
(20代前半~20代後半)
(年収:300万円~500万円ぐらい)
↓
主任クラス
(20代後半~30代半ば)
(年収:400万円~700万円ぐらい)
↓
係長・課長クラス
(30代半ば~40代後半)
(年収:600万円~1200万円ぐらい)
↓
部長・役員クラス
(40代後半~50代)
(年収:1200万円~1800万円ぐらい)
※「企業知財部系」の場合、
弁理士資格の有無は
キャリアに無関係であることがほとんど
どちらのキャリアパスを選ぶにしても、
弁理士資格の有無がキャリア形成に
及ぼす影響はそれほどでもありません。
弁理士資格を持っていなくても
特許業界で活躍されている方は
たくさんいらっしゃいますので。
重要なのは、
弁理士資格の勉強あるいは
それ以外の方法で習得した知識をフルに生かして
高い専門性を発揮することです。
これができれば、
資格の有無にかかわらず、
どこにいっても通用しますし、
引く手あまたです。
ちなみに、
私は「特許事務所系」で
独立開業までたどり着きました。
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