特許事務所の業務は、
専門性が必要な仕事と、そうでない仕事に
大別することができます。
前者は、
主として弁理士が行い、
翻訳者、図面作成者等々が補助します。
後者は、
いわゆる特許事務が行うのが一般的です。
ただ、2種類の仕事の線引きは、
事務所によって様々です。
翻訳や図面作成等の専門性を有する
特許事務もいらっしゃいますので、
このような方々の業務範囲は
自ずと広がります。
私が以前に勤務していた特許事務所
の特許事務さんが、まさにそうでした。
結局、事務所の弁理士や所員のスキルによって
業務範囲が変わるのですが、
適材適所に仕事を割り当てることで、
事務所全体のパフォーマンスが上がることは
間違いありません。
仕事を適材適所に割り当てることも、
経営者の重要な役割の一つかと思います。
でも、ときどき、
「これって誰の仕事?」
と思う、グレーゾーンの業務も発生します。
弁理士がやるべきか?
特許事務がやるべきか?
こういう業務が発生したとき、
自ら業務を引き受ける人と、
そうでない人に分かれるのが常です。
仕事を奪い合うくらいが理想ですが、
そう理想通りにはいきませんね…