なぜ、特許を取るのか?

特許を出願し、特許を取得する理由。

いろいろあるかと思います。

教科書的には、

「市場を独占したい」
「ライセンス契約をしたい」
「商品やサービスの優位性をアピールしたい」

等々の理由があります。

でも、経験上、他の理由も多々あります。

とあるお客様の理由は、

『とにかく特許証(賞状みたいなもの)
 がたくさん欲しい』
 
というものです。

「優位性をアピールしたい」
という理由も含まれますが

権利範囲は狭くてよいので、
とにかく数多くの特許が取得したい
という趣旨ですので、少し観点が違います。

弁理士としては、
元のアイデアにそれなりに特徴点があれば、
それほど難しいことではありません。

また、
『自分のアイデアを形にしたい』
という理由もあります。

個人の方に多いです。

iPod特許侵害訴訟 アップルから3.3億円を勝ち取った個人発明家

こういったケースでは、
特許出願、公開だけで目的は達成できるですが、

特許が取得できれば、さらに良し
といった感じです。

教科書的には、
公開だけして他者(他社)の権利化を防ぐ、
いわゆる「防衛出願」があるのですが、

私は、戦略的に「防衛出願」を行う企業に
出会ったことがありません。

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