今年一番うれしかったこと

今年(2009年)一番うれしかったこと。それは、

「家内が医療保険に加入できたこと」

です。

家内は持病があるので普通の医療保険には加入できないのですが、
特別な医療保険でも「過去2年間入院歴がないこと」が加入条件になっています。

この条件がクリアできず、ここ1年ほど無加入状態になっていたのですが、
私に万が一のことがあったら家内が苦しむことになってしまうので、
何とかしたいと思っていました。

もう2年以上前になりますが、
家内は、持病で1ヶ月入院して1ヶ月退院するという状態を
半年ほど繰り返していました。

一方の私は、
仕事が終わった後に1時間以上かけて病院に行き、
1時間ほど家内の様子をみて、1時間以上かけて自宅に帰り、
炊事・洗濯・食事などを済ませ、夜中に寝る。
といった生活を繰り返していました。

家族も大変でしたが、
それ以上に本人が一番つらい時期だったと思います。

このような状態が続くのは家内によくないので、
いろいろ調べて、家内の持病に詳しい医者を見つけ出し
セカンドオピニオンを求めました。

その結果、「すぐに手術が必要です」と言われ、
腸の一部を摘出する大手術を受けました。

家内が手術室に運ばれているときに流していた涙、今でも忘れません。

家内の母親と姉もきてくれていたのですが、
私は2人に涙をみられるのがはずかしかったのでトイレの中で号泣しました。

いつも申し訳なさそうに「迷惑かけてごめんね」といって泣いている姿、
「なんでこんな病気になっちゃったんだろう。やだな。」といって泣いている姿、
などを思い出し、涙が止まりませんでした。

でも、そんな時に限って仕事が忙しく、
家内が手術を受けている間、
病院の待合室で半泣き状態で仕事をしていました。 

会社・事務所はちょうど立ち上げの時期だったので、
経営者の一人として必死でした。社員もいましたし。

でも、家内が大変な手術を受けているのに、自分は冷酷に仕事をしている・・・

しばらく自己嫌悪に陥りました。なんて冷たい人間なんだろうと。

これは、今でも後悔しています。

早めに帰宅したり、会社を休むこともあったので
会社の役員の辞任も考えました。

この頃、ちょうど事務所の分裂問題が発生し、
他の二人の経営者の間に立って、お互いの考えを個々に聞いていました。

でも、本当は、人の悩みを聞けるほど余裕のある精神状態ではありませんでした。

プライベートな事を会社に持ち込むと社員にも悪影響を与えてしまうと思ったので、
会社では何事も無いように振舞いました。今もそうですが。

いろいろありましたが、手術の後は一度も入院することなく2年が過ぎ、
3年を迎えようとしています。やっと、仕事に集中でき、
勉強や遊びの時間が確保できるようになりました。

治る病気ではないので、今後も不安だらけですが、
家内を医療保険に加入させることができたことで
夫として最低限の仕事を終えた感じがしています。

こんなことしかできない自分が情けないですが・・・
元気でいられるときに、いろいろ楽しませてあげるのが
私の使命のようです。

Pocket